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尿酸

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尿酸とは、DNA・RNA構成成分の1つであるプリンタ体を分解する際に作られる物質です。プリン体は体内で作られるものと、食品を摂取する事で体内に取り込まれるものとがあります。肉類・レバー・卵・貝類・ビール・鰹節・魚などには特に多くのプリン体が含まれています。これらの食品を多く摂ってしまったり、ビールなどのアルコールを飲み過ぎると、血液中の尿酸値が上がってしまいます。骨髄や筋肉・肝臓などで作られる尿酸は、多くは腎臓でろ過されたのち尿として排泄され、残りは胆汁とと共に腸などから排泄されます。前述したような食生活を繰り返し尿酸値が高い状態が続くと、血液に溶け切らなかった尿酸が結晶化してしまうのです。それが関節に溜まってしまいます。これが痛風です。他にも腎障害を起こしてしまう事も。一般的には、女性よりも男性の方が尿酸値は高めです。検査より尿酸値が高ければ、脱水や大量飲酒がないか等一時的な要因がないか否かを考えます。そうでなければ、腎障害・白血病等の血液疾患・腫瘍、稀ではありますが遺伝性代謝性疾患なども有ります。なお、日本痛風・核酸代謝学会は、性別年齢に問わず、血液中の尿酸値が7.0㎎/dlを超えると高尿酸血症であるとされています。加えて、尿酸値が高い人は、肥満・高血圧・脂質異常症・耐糖能異常など生活習慣病と合併している事がしばしばあります。体重を減らす、プリン体を多く含む食材の食べ過ぎに注意する、飲酒量を減らす、適度な運動をする等生活習慣の改善が重要です。痛風発作を繰り返している・無症状でも生活習慣病を合併している人・尿酸値がかなり高い人は生活習慣の改善と共に、薬物療法も取り入れていく必要があるでしょう。使用される薬剤としては、腎臓からの尿酸の排泄を増やす薬・体内で尿酸が作られる量を抑える薬があり、病態に合わせて使い分けられます。

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