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胸部MRI・腹部MRI・骨盤部MRI

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さて、今回はMRI検査の中でも胸部・腹部・骨盤部に関して検査内容等をみていきましょう。まずは胸部MRI検査から。胸部という事ですので、心臓部分などの検査になります。胸部というと肺も該当しますが、肺の描出というのは特殊な撮影方法でなければできません。ですので、胸郭・縦隔・心臓・乳腺など撮影が本検査の中心となります。最近の新しい高機能な装置では心臓の冠動脈も撮影する事が可能になってきています。今後は心臓の検査にも超音波以外にMRIが多く利用されるようになっていくのではないでしょうか。続いて腹部MRIです。この検査では、肝臓・膵臓・腎臓などの実質臓器の撮影が中心となってきます。短時間で腹部を撮影する際には息を止めて撮影する事になります。肝臓では通常のガドリニウム系造影剤を使用する事があります。また、胆嚢・胆管・膵管などを短時間で撮影する事も可能となっています。大腸や小腸などの動きをリアルタイムで見られるという新しい方法も開発されているのです。骨盤部MRIでは、子宮や卵巣などの骨盤内蔵器を非常によいコントラストで描出する事が可能です。子宮や卵巣の腫瘍性病変だけでなく、月経困難症の原因となる子宮筋腫や内膜症性病変の診断にも役立ちます。男性の場合には、前立腺のMRIが前立腺がんの診断に役立てられます。他にも間接MRIがあり、各関節どこでも撮影が可能です。スポーツ等による外傷の診断にも威力を発揮している検査です。MRI室というのは、常に高磁場の状態が維持されています。ですから、金属類を身に着けた状態での入室は非常に危険なのです。磁性体金属は、MRIの磁器によって引っ張られたり、発熱したりするなど危険性が伴います。人工関節など取り外す事が出来ないケースもあるでしょう。そのような場合には事前に申告し、検査中に異常を少しでも感じたらすぐに検査技師に知らせましょう。また、必ず検査技師の指示に従って検査を受けてください。

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