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尿酸

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私たちの身体を形成している細胞は、常に新しいものに作り変えられていく。

古くなると細胞は破壊されるのだが、このときに細胞に含まれている核酸が燃焼され生じるのが「尿酸」である。

また、肉やレバーなどの内臓を食べた場合も、含まれているプリン体が体内で分解され尿酸に変わる。

尿酸の大部分は尿と共に排泄されるのだが、排泄が十分に行えていなかったり、プリン体を必要以上に摂取していると尿中だけでなく血液中にも流れ出してしまうのだ。

このように、血液中に尿酸が増え過ぎた状態を「高尿酸血症」という。

この状態が継続されると、血液中で結晶が生成され、足の付け根や親指・かかと等が激しく痛む症状が現れる。

この状態を「痛風」と呼んでいる。

結晶が生成されるのは血液中だけに留まらず、腎臓にもできやすくなり腎結石・尿路結石を引き起こすことになってしまう。

加えて、血圧の上昇にも繋がってしまい動脈硬化にもなりかねない。

このようにパッと見ただけでも、たくさんの病気が潜んでいると分かるだろう。こうした病気を未然に防ぐためにも、定期的に尿酸値を検査し、自分の身体を知っておく必要があるといえるだろう。

そして、数値が高くなってしまわぬように注意することも大事だ。

しかしながら、血液中の尿酸が増えても症状は全くと言ってよいほど現れないのが特徴だ。

従って、尿酸値が高いと診断を受けた際には、症状も特にないからと放っておくのは禁物である。

肥満気味の方は減量する必要があるし、アルコールは尿酸の排泄を妨げてしまう為摂取量に気を配ることが大事だ。

野菜をたくさん摂れば、身体がアルカリ性になり尿酸の排泄を促進してくれる。散歩程度のごく軽い運動をすれば尿酸値を下げる効果もある。

そのほかにもストレスをため込み過ぎないなど、日常生活を改善することで防ぐことは可能だといえるだろう。

もし、改善するもなかなか回復しない、8.5mg/dL以上の値が出るようなら薬による治療なども併せて行っていく。

血縁者に痛風や尿酸値が高い人も要注意であるので、まずはご自身が潜在的にどのような病気のリスクを抱えているのか知ることが重要であるといえるだろう。

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