神経では特に自立神経系が重要です。例えば、血圧を上げようとすると交感神経系によってアドレナリンが分泌されます。また、腎臓にも作用し、レニンの分泌も促進。アンジオテンシンⅡやアルドステロンが増加、血圧が上昇します。
他にも、逆に増え過ぎたホルモンが脳に働き、そのホルモンを減らす方向に制御をかけるという仕組みも。ホルモンをつくる臓器や神経がネットワーク体内で作っているのです。このホルモンの分泌に過不足があると、体内の調節作用は崩れていきます。
そうした事が積み重なる事で様々な病気にかかるリスクは高まっていきます。血液中のホルモン値を調べる事で、臓器の機能に異常が無いかを推測する事が出来ます。ホルモンは、１日の間に量の変動があります。ですので、検査内容としては、血液から腎臓を介して尿として出てくるホルモンを測定して１日のホルモン量を推定していく事となります。検査より病気の疑いがある場合、ホルモンやその他の薬物を与えてホルモンの反応を見る負荷試験を行う場合もあります。